仙台地方は遅れてやってきた暑い夏が続いております。
かつては、お盆の頃から秋の気配が感じられておりましたが、近年は
夏が長く秋が短くなっているような気がします。
一昨日夕刻、閖上の墓地に墓参りに行ってきました。菩提寺も墓も
流失し、墓地の基礎が残るのみで、寺院により境内全体の心抜きは
すでに施され、魂も遺骨も何もないはずですが、彼岸になると、ここで
手を合わすことが習慣になっています。
両親はじめ御先祖様は、どこにいらっしゃるのでしょうね。千の風に
なって、いつも傍で見守って下さっているのでしょうね。きっとそうでしょうね。
それを分ったつもりでも、お参りはここだと決めつけ、お花と線香を携え
また行ってきました。
荒涼とした廃墟の景色に、災害焼却プラントだけがそびえ、何ともやり
きれない気持ちになりました。
この豊かな自然と穏やかな日常送っていた人々に真の笑顔が戻るのは
いつの日か・・・・・。
帰宅後、パソコンに残された自宅の華稽古場の部屋の風景写真を眺め、
あのゆったりと過ごした日を懐かしく思い浮かべました。
被災された皆さん、ご先祖様が守ってくれた命を大切に、希望を捨
てず、小さな夢を少しづつ育てて行きましょうね。
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